トップページ > 交通事故損害賠償の基礎知識 - 第1 損害の種類, 第2 損害賠償額

第1 損害の種類 - 交通事故損害賠償の基礎知識 -

交通事故により発生する損害には、大きくわけて・・・

  1. 交通事故によって現実に発生する(発生した)損害(積極損害
  2. 交通事故がなかったとしたら取得できたはずの損害(消極損害
  3. 慰謝料
  4. 物的損害
  5. その他

の5つがあります。

第2 損害賠償額 - 交通事故損害賠償の基礎知識 -

交通事故の損害賠償額は、加害者、被害者の合意、もしくは裁判所により決定されます。

通常、加害者には、保険会社が代理人となりますので、保険会社が独自の損害賠償基準をもって、被害者と交渉にあたります。

加害者(保険会社)と被害者が合意に至らなかった場合、一般的な解決方法としては、被害者が訴訟を提起することが考えられます。

死亡交通事故は、年々、減少傾向にあり、これは望ましいことですが、残念ながら、車社会である限り、交通事故がなくなることはありません。

裁判所でも、昔から裁判類型として、交通事故が多くあり、大阪地方裁判所東京地方裁判所といった大規模庁では、交通事故専門の裁判部があります。

それゆえ、蓄積された交通事故判例も多く、交通事故訴訟においては、裁判所が独自の損害賠償算定基準をもっています。

なお、保険会社の独自の損害賠償基準は、裁判所基準よりは低い基準になっているのが通常です。

交通事故によって、被害者が受けた痛み、被害者やその家族が受けた心の痛みは、金額に算定することはできません。また、その事故や被害者によっても、画一に算定することはできません。

しかし、加害者と被害者が合意しない場合には、損害賠償額を確定することはできませんし、その場合、法治国家として、裁判所が決定せざるを得ません。

このとき、個々の裁判官の個人的な意見や考え方で損害賠償額がかわるとなれば、被害者の立場からすれば、どの裁判官にあたるかによって、結果が変わるといった不平等なことになります。

そこで、裁判所では、このような不平等な結果を避けるため、裁判所として、ある一定の損害賠償基準があります。

ここでは、大阪地方裁判所における損害賠償算定基準をご紹介いたします。

なお、東京地方裁判所やその他の裁判所でも算定基準があり、細かな部分で異なるところはありますが、裁判所の基準ですので、ほぼ同じと考えてもらってよいと思います。

ただ、裁判所の基準もあくまで基準ですので、個々の案件によっては、当該基準が適用されない場合も当然あります。

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─ 事例紹介 ─

事例1:
被害者が信号機のない交差点を自転車で横断しようとしたところ、右折しながら侵入してきた加害者が運転する自動車と衝突。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例2:
被害者(3歳・女性)は、母親に連れられて自宅マンションに隣接する駐車場において遊んでいたところ、駐車場に侵入してきた自動車の前輪及び後輪に轢過された。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例3:
被害者(17歳・男性)は、原動機付自転車で信号機により交通整理が行われている交差点に赤色信号で侵入したところ、青色信号にしたがって直進してきた加害者が運転する自動車と衝突した。なお、被害者は、ヘルメットの着用をしていなかった。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例4:
被害者(52歳・男性)は、原動機付自転車で信号機により交通整理が行われている交差点を青色信号に従って直進侵入したところ、加害者が対向車線から自動車を右折させたため衝突した。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例5:
被害者(12歳・女性)は、横断歩道を歩行中、加害者が運転する自動車に衝突された。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例6:
被害者(17歳・男性)は、自転車を運転し、横断歩道のない道路横断中、大幅に速度を超過した加害者が運転する自動車に衝突された。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例7:
被害者(32歳・男性)は、自動二輪車を運転し、信号機により交通整理が行われていない交差点に進入したところ、加害者が運転する自動車と出会い頭で衝突した。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例8:
被害者(27歳・男性)は、自動車を運転していたところ、対向車線をはみ出してきた自動車と衝突
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例9:
被害者は、停止信号により自動車を停止したところ、前方を注視していなかった加害者が運転する自動車に追突された。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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事例10:
被害者(61歳)は普通乗用自動車を運転中、カーブにさしかかったところ、対向してきた加害者車両がセンターラインを超えてきたため正面衝突した。
・受傷の程度は?
・保険会社の主張は?
・解決方法は?

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